丸戸先生のシナリオって

主人公と友達やヒロインを強いつながりになったエピソードを過去に隠蔽しておいて、キーワードでフラッシュバックさせるような作劇にしがちだよね。
この青空に約束を、とかでもそうだけど。
 
作りやすい方法を自分でテンプレで持ってるから、そこのフレームの中にいる登場人物と舞台かえるだけで無限大に作劇できちゃうからうらやましい。
 
冴えない彼女の作り方も、過去のヒロインと強い結びつきエピソードの大切なところはちらちらと小出しにしてるんだよな。
 
エロゲーだと斬新に見えた映像系の作劇のしかただけど、アニメとか映像作品にすると、目新しさがないんだよなあ。
虚淵センセイは、映像作品の尺考えずにハチャメチャやったのがいい意味でも悪い意味でも注目を浴びたけど、使いにくさにもつながってて、それが最近の仕事で出ちゃってるのかなーって気がしないでもない。